「イノベーション」について

イノベーションってなんだっけ?

「イノベーション」という言葉が使われて久しいですが、「イノベーション」というと何を思い浮かべますか?

私は、「技術革新」とか「DX化」「AI」といったイメージを思い浮かべました。

それはそれで、間違いでないのですが、「イノベーション」の意味はもう少し奥深いです。

イノベーションとは・・・

イノベーションの定義は…

『新しい技術、制度、プロセスと、既存にあるものを「組み合わせる」事で新しい価値を生み出す』

です。

イノベーションは、掛け算(新しいAと既存のBを掛け合わせる)で生まれるという事ですね。

これは、新しい技術、制度、プロセスが出来る事で他の既存にあるものを使って新たな価値を生み出す事を

意味しています。

「新」がなくても生み出せる

「新」と「旧」の掛け合わせという話をしましたが、実は新しいものがなくても、既存のもの同士を

新しく組み合わせる事でもイノベーションは生まれます。

電動×自転車=「電動自転車」などがその例です。

「掛け算」だけではない

実は、「掛け算」だけではなく、「引き算」や「割り算」もあります。

時間を分割した「カーシェア」や「ライドシェア」、お金を分割した「分割払い」などは【割り算】です。

一方、高機能な携帯から必要な機能だけに絞った「らくらくフォン」は【引き算】ですね。

商品開発以外でも使える

「イノベーション」というと商品開発の世界で使うもののようですが、その考え方は、

商品開発以外の業務改善などでも使えます。

例えば、

【引き算】

・会議参加メンバーを必要な人だけに絞る
・プロセスを本当に必要なものだけに絞る

【掛け算】

・紙の申請書をECVEL関数をつかって自動生成
・WEBシステムを使いワークフロー化

【割り算】

・大きな仕事も早めに少しずつ進める
・1人でなく役割分担して作業する

などなど。

既にあるものにアイデアを加えて新たな価値を生み出そう!

【引き算】や【割り算】を使えば、今あるもので大きな労力をかけずに、大きな変化をもたらす事が

可能になりますね。

(ここまで)

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