ある朝の小事件♪

さわやかな朝

先日の朝、7時ぐらいの話です。

散歩に出ると、天気もよくさわやかで、よい気分。

てくてく、歩いていくと川の手前で、

女子高生がバイクとぶつかりそうになっていました。

(朝は気持ち良いけど、意外となにか起きやすいよな)

(そういえば、この川でも半年前ぐらいに事件があった。
発見されたのも朝だったな・・・)

中学校から勧められて、不審者情報などのメールが届くのですが、

最近それも多い。

(まあ、起きてもいないものを心配しても仕方がないな。)

と思いながら、また、歩いていくと・・・

娘の通う中学校手前、作業着っぽい男と制服を着た中学生ぐらいの女の子が
手をつないで向こうに歩いています。

不審?

(中学校へ行くのかな?)
と思いきや、
女の子がそちらへ行こうとするのを引き留める男。

(?)

その後も同じ方向に歩き続けます。

少々不信感を覚え、
そのまま、斜め後ろから見ていました。

その先右手の公園にはいりそう。

見ようによっては、声をあげられない女の子が

連れ去られそうになっているように見えなくはありません。

なにか起きたら大変。
散歩コースから外れるけど少し様子をみよう。

公園側に入ると、
女の子が男の手を振り切って駆け出します。

男が追っかけてつかまえます。

(いよいよ、あやしい)

女の子が叫んだり暴れたりはしていませんでしたが、
私の不信ゲージは10%から30%へ。

更に、左に曲がり、坂をあがり
公園の奥へ進んで行きます。

冷静にみると、
ただおじいさんが障害をもつ女の子を送っているようにもみえます。

でも、
連れ込もうとしているようにも見える。

これで公衆トイレにでも入ったら危ない。

人が見ているよ、と気づかせるか最悪は警察を呼ぶか
なにかアクションを起こす必要があるかもしれない。

とりあえず、スマホでパチリ。

危地・・・

もはや、「尾行」モードに変わり
後をついていきます。

坂をあがってさらに進んで行きます。

そして、その先の公衆トイレで
止まりました。

(・・・あちゃあ、いよいよか?)

すぐ入らないのは、
少し人がいなくなるのを待っているようにも見える。

しばらくして、
二人で男子トイレの中に入るのを確認したので、私も中にはいります。

あえて、
気付くように男をじっと見つめました。

意を決して声をかけました。

「お子さんですか?」

もはや、「不信ゲージ」は50%を超えています。

「は?」

「その子はお子様ですか?」

マスク越しの顔は、おじいさんでしたが、
孫と決めつけるのも感情を損ねるかと思い、お子様かと尋ねました。

男が声をあげます。

「あなたは何?警察?」

「いえ」

「なんで、尋問するの?」

「いえ、こちらは男子トイレなんで
 なぜ女の子を連れているのかと」

「・・・」

そのままトイレに入りながら

「しんしょうです!」

といって扉を閉めました。

そこには、女の子が残っていたので

「おじいちゃん?」

と聞きました。

応えてはくれませんでしたが、
怯えている様子もないので事件性はないと感じ安心しました。

そのあと、自分もいらぬ用を足して二人が外に出ていくのを待って
しばらく歩いておかしな事がないのを確認して見送りました。

それ以上会話をしなかったので
はっきりとはわかりませんが、

おそらくおじいさんが孫を学校まで送っていただけなのだと思います。

結果何もなく良かったです。

自分の行動としては、
おそらくあれでよかったのだと思っています。

あえていえば
トイレでおじいさんに話すとき
もう少し普通に
「お孫さんですか?」とにこやかに
聞けばよかったかなと思います。

おじいさんも相手からいきなり疑いの声をかけられたので
瞬間防衛的な態度になったのだろう、と。

ちょっと悪い事したかもと思いつつ
いや、こうした近所の抑止の目がある方がよいと後で思ってくれるだろう、
と思いなおしました。

いずれにせよ、

  • 緊急時も冷静に判断して行動するように努力する

という事が大事ですね。

なにはともあれ、
思いがけず発生した自主パトロール、何もなくてよかったです♪


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