ご存じでしょうか?宇宙海賊キャプテンハーロック
「キャプテンハーロック」をご存知でしょうか?
松本零士先生の作品「宇宙海賊キャプテンハーロック」の主人公です。
私の学生の頃の漫画なのでまあまあ古いですが( ̄∇ ̄)、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないかと思います。
子供の頃ワクワクして観に行ったアニメ映画「さよなら銀河鉄道999」では、このキャプテンハーロックが
ゲスト出演しています。
ずるいぐらいにかっこいいタイミングで出てきて、無駄な事は言わず主人公の星野鉄郎を助けます。
機械化人の本拠と自らの父を倒した鉄郎を見送りながら、ハーロックは自分の船アルカディアの上でつぶやきます。
「親から子へ。子からまたその子へ血は流れ、永遠に続いていく。それが本当の永遠の命だと、俺は信じる!」
んー、もはや本編の主人公よりかっこいいです。
宇宙海賊キャプテンハーロックの主題歌
TVアニメ主題歌の歌詞は、原作者である松本零士先生が書かれていますが、彼の生き様がよくあらわされています。
宇宙の海は 俺の海 俺の果てしない憧れさ
地球の歌は 俺の歌 俺の捨てきれぬふるさとさ
:
ドクロの旗は俺の旗 俺の死に場所の目印さ
:
空行く船は俺の船 俺のとらわれぬ魂さ
「宇宙海賊キャプテンハーロック」主題歌より抜粋
誰にもとらわれず、自分を信じて戦い続ける男らしいハーロックのイメージがよく出ています。
宇宙海賊キャプテンハーロックのストーリー
オリジナルストーリーは「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」ほどメジャーではないですが、
ざっとこんな感じです。
【ストーリーダイジェスト】
宇宙から地球へ侵略者が迫る。
その頃(100年後)の地球は完全に政治が腐敗しており、ハーロックも地球政府から追われる身となる。
権力や欲にまみれた地球に失望するハーロック。でも地球には子供たち、つまり「希望」も残っている事に気づく。
そこで地球側から追われる身でありながら、親友が用意した船「アルカディア号」に乗り込み、
40名のグルーと共に、わずかな希望が残る地球を守るために命がけで戦う。
地球側から追われる身となったハーロックですが、
追われる身になることで、逆に束縛から解放され自由の身となり
自分の信念だけを信じて活躍できたのかもしれません。
ハーロックは孤独なヒーローか?
地球という故郷を捨てて、自分の信念に従って生きることを選んだハーロック。
孤独に一人で戦うするイメージがありますが、実は、そうではありません。
親友のトチローやその恋人のエメラルダスといった仲間がいます。
その肩には、親友の形見のとりさんもいます。
そしてなによりも、ハーロックを信じて一緒に戦う海賊船アルカディアのクルー達がいます。
彼らはハーロックの信念に共鳴し彼を支えるため船に乗り組み命を預けて運命をともにします。
この仲間たちによって、彼は孤独な戦士ではなく「キャプテン・ハーロック」となりました。
地位や権力や報酬ではなく、信念を貫くことで仲間が集まっていく
お金や権力ではなく、人の信念に心を動かされ、応援したり仲間になるといった事は
現実の世でもまま見られること。
孤独なイメージがあるハーロックですが、実は、信念に共鳴する多くの仲間に支えられた
「信念を愛されたリーダー」だったのです♪
著者の無料メルマガ 「おもしろくコミュニケーション話」